院長の診療ノート
赤ちゃんが卵アレルギーになる確率は・・・

赤ちゃんが生まれてしばらくしてから皮膚に赤いポツポツが出始めて、血液検査をしたところ卵アレルギーと言われた、、、とか

離乳食を開始して卵を食べ始めてから湿疹がひどくなった、、、など

卵アレルギーが気になるところですね。

食物アレルギーで6歳頃までは卵アレルギーが一番多いですが、7歳以降で卵アレルギーは少なくなっていきます。

 

ヨーロッパ9か国(ギリシャ、イタリア、ドイツ、イギリス、スペイン、アイスランド、オランダ、リトアニア、ポーランド)の12049人の赤ちゃんのうち、生まれてから2歳まで追跡できた赤ちゃん9336人について卵アレルギーのチェックを行った文献です。

皮膚検査、血液検査、食物負荷テスト等を行って調べたところ

・2歳までに卵アレルギーを発症する確率は約1.23%

・イギリスで2.18%、ギリシャで0.07%と国間で差がある

・卵アレルギーの半数は、診断から1年以内に症状が改善する

といった内容でした。

 

さて卵アレルギーの確率が1.23%というのは多いのか少ないのか、なかなか微妙です。卵アレルギーを発症しないのが一番ですが、発症しても治ってくれればいいですけど。しかも日本ではどれくらいの確率なのか気になるところです。

 

卵アレルギーが気になる方はかかりつけの小児科、またはアレルギー科を受診し、相談して下さい。

 

文献

Allergy. 2016 Mar;71(3):350-7. doi: 10.1111/all.12801. Epub 2015 Dec 22.

更新: 2016年3月29日