院長の診療ノート
卵白に含まれるアレルゲン「オボムコイド遺伝子」を欠失したニワトリを開発

暖かくなり春らしくなっていたのにまた少し肌寒いですね。

 

今年入学されたお子様は、おめでとうございます。進級された方は無事進級されましておめでとうございます。

そうでない方も元気におすごしでしょうか。

 

 

今回は卵アレルギーに関しての研究です。

卵(特に卵白)の中でアレルギーを強く示す蛋白質としてオボムコイドという成分があります。加熱した卵でもアレルギーを示す方はオボムコイドに反応がある人が多いと思います。

遺伝子技術を使ってその蛋白質を作れない鶏を育てようとする研究です。

 

卵アレルギーの人全員というわけにはいかないでしょうが、その鶏が生んだ卵であれば食べられる人もいるでしょうし、

今まで卵アレルギーがあって打てなかったインフルエンザワクチン(インフルエンザワクチン製造時に卵が使われています)も打てるようになるかもしれません。

早く実用化されて欲しいですね。安全が第一ですけど。

 

http://www.qlifepro.com/news/20160411/develop-deleted-chicken-allergen-ovomucoid-gene.html

更新: 2016年4月12日